2012年2月アーカイブ

遺言でできること

遺言は法で定められた相続関係を変更する方法です。

それ以外にも遺言で指定できることがあります。これらは法律によって「遺言事項」に定められています。

※遺言事項とは法律上遺言としての効力が認められている事項のことです。

遺言事項以外のことを遺言としても法律上の効力はなくその部分は無効となります(遺言そのものは有効です)。

■遺言事項

◇相続に関すること

・遺産分割の方法を決める。

・法によって定められた相続分と異なる割合を決める。

・指定した相続人を廃除できる(相続人から除く)。

◇身分に関すること

・子の認知

・後見人の指定

◇遺言執行者に関すること

・遺言執行者の指定

◇遺産処分に関すること

・寄付行為

・信託の設定

・法によって定められた相続人以外に財産を分ける。

その他、生命保険金受取人の指定(変更)や祭祀承継者の指定などもあります。

こんな遺言は有効なのでしょうか?

・ビデオで録画した遺言

・テープ、CDで録音した遺言

・フロッピーディスク、DVDで保存した遺言

上記の方法は遺言者の意思を伝えるものとしての遺言となります。

他に図やイラスト、巻物といったものでも可能です。

ただし法的な効力はありませんので、相続などの内容は「公正証書遺言」「自筆証書遺言」「秘密証書遺言」という形式で「遺言書」を作成しておく必要があります

なぜ法的に無効なのかというとビデオやテープ、CD、フロッピーディスク、DVDでは、簡単に編集・改ざんされる可能性が高いからです。

これらはたとえパソコンのハードディスク内で暗号化していたとしても無効となります。

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